Hotel & Management コースを卒業したのでコープ留学はこんな感じだったという体験談をお伝えします。
もちろん本音でありのままを書きます。
これからコープ留学を考えている人や、インターンシップが控えている人の参考になれば幸いです。
私について
渡航先:カナダのトロント
滞在期間:1年(プログラムは48週間のうち座学36週間インターンシップ12週間)
滞在方法:コープ留学(Mentora College of Business and Technology)
留学エージェント:Activ8
英語力:推定TOEIC280(記事参照)
2021年9月に渡航しました。
それまではコロナが流行っていたので語学学校8週間無料でついていましたが、日本からオンラインで受けました。
トロントの場合サマータイムでは11時間の時差があるので8時開始の授業の場合、日本時間では午後9時からでした。
コープ留学とは
コープ留学とはいったい何だろうという方のために、コープとはカレッジのコースの中に就労体験(インターンシップ)が含まれていて、学生ビザの他に就労ビザもついてくるコースになります。
私は31歳を超えておりワーホリも使えない年なので、語学留学だけで留学するよりも就労ビザがついてくる働けるビザで留学がしたかったのでこの方法を選びました。
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【トロント】コープ留学1年間の費用を大公開!
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コープ留学のメリット
なんといっても働けるということです。
コープの場合はインターンシップはフルタイム(週40時間)働くことができ、それ以外にもオン/オフキャンパスといって学校に通っている間は週20時間、学校が休み(ブレイク)の間は週40時間働くことができます。
私の学校の場合は1年3学期(セメスター)に分かれていて、1学期が4か月弱なので3か月強座学(その間週20時間バイト)→1週間休み(フルタイムでバイト)→次の学期へというリズムでした。
デメリット‥
これは学校にもよりますが、私の学校の場合は座学のスケジュールが鬼でした。
こちらが時間割です
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土日 | |
午前(8:30~12:30) | 休 | ホテル基礎 | マーケティング | 法律 | ホテル産業 | 休 |
午後(13:30~17:30) | 休 | 会計 | フードビバレッジ | リーダーシップ | 休 | 休 |
土日月と3連休に加えて金曜日は午前だけの授業で休みが多く感じるかもしれませんが、1日8時間勉強!これがつらかったです。
いや、本当に。1教科4時間です。なっがー!飽きるんですよ。座っていることに。集中力も切れるんです。これは本当に今考えてももう繰り返したくないですね!
授業の進み具合は先生による
加えて私の学校はこのコーププログラムが新しくできた1期生だったので、先生も試行錯誤しながら…という形でした。
びっちり時間一杯やる先生もいれば、教科書に沿わず自由にやる先生もいました。
休憩時間もバラバラで10分休憩もあれば30分休憩もあってわりと自由な学校なのがよかったです。
これは私の学校に限った話になりますが、私の友人でTSOMというカレッジでコープをしていた人は授業は4時間だけで3~4週間1教科を行い3週間ブレイクといった形で進んでいくといっていました。
時間割も1教科を期間内にびっちりやるのか、私の学校のように曜日で学ぶ分野が異なるのかは学校によるようです。
ただ、金曜日は午前授業だったので体的にもすごく楽だったし、時間もあるように感じました。
授業について
まず私はホテルマネジメントコースを選びましたが、これは完全に学校が1期生募集で大きいプロモーションをやっていて半額で入れたのでホテルに興味があるというよりは安いからどのコースでもいいから留学しよう!と思って決めたのが大きな理由です。
結果として、コース選びは本当に重要です!
授業はもちろんホテルに関することでした。テクロノジーの授業もありましたが、ホテルで使われるデバイスについてと限定されていましたし、マーケティングの仕方やリサーチなどもホテルに関連した授業でした。
その中でも楽しかったのはフードビバレッジやハウスキーピングの授業でした。ちょうどその時期日本レストランでサーバーとして働いていたので、サーバーの仕方について接客方法を知ることができたのが楽しかったです。
そしてもちろん専門用語ばかり出るので授業はちんぷんかんぷんでした。
私の学校はGoogleクラスルームを使っていました。教科書はデジタル教科書で、授業のスライドや宿題などがGoogleクラスルームにポストされるといった形です。
一時期コロナで対面授業が中止となり、オンラインになりましたが、その時はGoogleミーティングで字幕を設定して、なんなら日本語翻訳機能をつけて授業を受けていました。
会計はわりとどこの分野でも習いそうな科目ですが、本当に専門用語が多くて英語を英語で理解しようとしても、まず何言っているのかもわからないし、日本語で調べても日本語の意味も分からない‥何もわからない!!!状態でした。
他のクラスメイトは?
なんと私のクラスは6人全員日本人でした。他のクラスも6人中2人以外日本人だったので、ほぼ日本人学校でした。
留学に来たら英語を話すぞ!話していれば学べるでしょうと思っていましたが、全然そんな機会はありませんでした。
でも、他のクラスメイトはトロント3年目の子であったり、大学で外国語コースを専攻していたり、海外基地で働いていた子だったりとみんな英語をペラペラ話していて輝いていました。
授業でもやっぱり話せる子が意見をいったり質問をしたりしていたので、英語のレベルは大切だと思います。
ちなみに私は教科書の内容が全然理解できなかったので、授業前に予習として行う範囲の和訳をワードにおこしてから参加していましたが、他のクラスメイトはそんなこと全然せず予習なくとも授業を授業で理解していました。
また、私の学校はコープ入学レベルが足りていない場合は付属の語学学校にいけばパスウェイでカレッジに入学できるので最低クリアレベルはありませんでしたが、多くの学校では語学学校の最低受講レベルは決まっていたかと思います。
ちなみに私の語学学校卒業レベルは初中級です。
語学学校の参考記事はコチラ。
そしてもちろんクラス内では日本語で話していました。もちろん学校は英語オンリーのポリシーだったので、いつも廊下で話していて語学学校の先生に怒られていました(でもみんな日本語で話し続ける)
私の次のセメスターの生徒からは日本人は各クラス1~2人だったので、日本人だけで固まっていたのは私たちくらいだったのかなと思います。
学校で友達ができるかは、本当にこればっかりは運と言えます!まぁ、日本人の友達はできたので私にとってはとてもとても嬉しかったし、ありがたかったし、助けてもらったけどね!
結局、英語を話せる練習しなきゃな!と、レアジョブの無料体験申し込んで受けたんですけど…。(でも無料体験だけね!海外いるのにお金払うのはもったいないし)
宿題とかプロジェクトとか
私の学校では1学期に各教科それぞれ中間テスト、アサイメント1個、ファイナルプロジェクト(だいたいレポートとプレゼンテーション)、最終テストがありました。中にはアサイメントが2個だったりテストがない科目もありましたが、基本はこんな感じでした。1学期が3か月強なので数週間ごとにレポートかテストがある感じでした。あとはクイズが授業ごとにあったりして、そこで授業の復習をすることが多かったです。
そしてこのクイズからテストに出る項目が多かったので、ちょっとラッキーでしたね。テストはパソコンで受けるタイプだったので、記述やテストの選択問題も私は堂々とGoogle翻訳を使っていました。
アサイメントは個人だったりグループだったりその時によって違いますが、だいたい授業の内容を調べろとか、ホテルの企業についてリサーチしてそこからマーケティング方法を記載しろとかそんな感じでした。
正直な話、翻訳機能使わないで英語オンリー、レポートもプレゼンも全部英語オンリーだったら無理だったと思います。
特に私は英語で会話がほとんどできないし、先生の言っていることも全然わからないスタートだったので、「私はこれから学ぶから!今全然できないから!」と開き直りスタンスで、プレゼンも原稿棒読みスタイル貫いていました。
インターンシップについて
インターンシップはトロントは学校からの紹介はほとんどが無給でした!
というのも、ここ声を大にして言いたいのが、コース名に○○マネージメントと書いていれば、たいていが管理職ポジションを学ぶということです。
ホテルマネジメントコースだと、ホテル管理について全体的に学ぶのかな~と思っていたら、インターンではマネージャーポジションの経験ができるように‥といった形でした。
つまり、マネージャーということは部署トップ!または課長クラスとかそんな感じです。
そんな人学生に有給でさせるところないですよね?
これは本当にコース選び重要だと思いました。
これからコース選ぶならカスタマーサービスとかホスピタリティが絶対おすすめです(やりたいことないなら)
もちろんITとかエンジニアとかスキルに特化していてそのコースに行く人はそれでいいと思います!むしろ決まっててうらやましい。
特に何も考えずコース選ぶ場合はマネジメントとついてるのはハードルが上がるよってことですね。
でも~私の場合ハウスキーピング一本で行く!と学校に言い張っていたので、ハウスキーピングの一般コースで有給ポジションゲットしました。こちらも学校の紹介でした。
なんでハウスキーピングを選んだかというと、体力勝負なので英語を使うよりも技術で勝負できるしチップもらえるからいいだろうといった安易な考えです。
結果として有給をゲットできるのは難しいのかなと思ったので、学校からの紹介は大いに使った方がいいです。
インターンの中身
インターンが私の学校では最低366時間と決まっていたので、それになるように働きました。
正直フルタイムで働けて、学校に行かなくてもいい!インターンは最高でした。
ハウスキーピングは2日先輩についてまわり、それ以降は1人で部屋を掃除するスタイルでした。
時給は$19.4/hだったのでトロントの最低時給が当時$15/hだったのでなかなか良かったです。
チップは思ったほどもらえませんでした。というのも、お客さんて全然チップ置いていかないんですね!本当に。
これはホテルによるのかもしれませんが、私の働いたホテルは一応4つ星ホテルで1泊もまぁまぁ高いところでしたが、1日チップなしなんてことざらでした。
もらえた日にはルンルンです。一気に$20とかおいてくれる人は本当にいい人だな!と思いながらルンルンでした。
この写真が私が掃除していたホテルの部屋の一例です。キッチンもついていたので、悲惨な日は大変でした。
その英語力で大丈夫だったのか
英語力については、ぜーんぜん話せませんでしたけど、にこにこしてたのでみんなお世話してくれました。
インターンしてみての感想は、みんな病欠でがんがん休む!って印象でした。
なので、私が新人だろうが英語話せなかろうが、人が足りないことが多く「明日も来れる?」って毎日のように聞かれていました。
でもコミュニケーションは進んで取ろうとはしていませんでしたが、みんながわーっと話しかけてきて1個答えたら10個返ってくるような感じだったのでそれはそれでうまくいってたのかな、と思います。
カナダの人って本当にみんなよくしゃべるなぁ。が1番の感想ですね。
ちなみにハウスキーピングで必要な英語はホテルの部屋にあるアイテムを英語で覚えることですね。
足りないものはハウスマンにお願いするので「I need this!!!」で乗り切っていましたし、何か聞かれたら「I'm good.」でほぼ全部完結していました。
最初の頃は部屋の掃除のアドバイスとかスーパーバイザーから良くされていましたが、それも何言っているのかわからないな~と思いながら聞いていましたが、掃除のアドバイスなのでここもう少しピカピカにしてねとかは実際に場所を指さして教えてくれていたので、なんとかなっていました。
英語力は伸びたのか
多少は伸びたと思います。
やっぱり生徒とは日本語で話していても、授業は英語で聞くので正確には聞き取れないけど、こんな感じのことを話しているのかな?くらいにはなったと思います。
というのも、ホテルの授業はおなじ単語が本当にたくさん出てくるので繰り返し聞いて覚えていったことが多いですね。
会話については話す機会が全然なかったのでなんともいえませんが、単語だけで返してた返事が3語文で返せるようにはなったと思います。
OKOK!がI'm OKとか、そんなレベルですけど。
いまだに関係代名詞を会話で使うとか意味わかってませんが。
コープ卒業後は就労ビザにつながるのか
あと気になるのはココだと思います!
だいたいのエージェントがコープ留学は就労ビザにつながりやすいです!って書いてません?
あれ本当にコースによると思います。
私の場合はアルバイトしていたところからスポンサーになってもらい違う分野で就労ビザを出してもらえることになったので滞在が延長できましたが、コープから就労ビザは結構難しいと思います。
他の日本人の生徒もインターン先から就労ビザを出してもらえる人は1人いるかいないかでした。
というのも、コースによると思います。
特にハウスキーピングだと、一般ポジションがカナダでいうスキルCにあたるので特別なスキルがなくても働ける仕事になります。そういったポジションだと、外国人をわざわざビザを出してまで雇わなくてもカナダ国内で雇えるからビザが出ません。
ジャパレス(日本レストラン)のサーバーなども、スポンサーになってくれる場合はポジションがマネージャーなど条件が厳しいことが多いです。それでもゲットしている人はたくさんいるので一概には言えないですけど。
他の生徒で20代の子たちはそのあとワーホリに切り替えている子がほとんどでした。
コープから就労ビザにつなげようと考えている場合は、スキルを考えてコースを選ぶのがいいと思います。
例えば、ビジネスコースであればものすごく幅が広い分マーケティングに焦点を絞ってSNSマーケティングでインターンを行い、そこのポジションで結果を出して就労ビザにつなげる‥とか。
正直ホテルで就労ビザはむずかしいな~~~と思いました。
エンジニアとかIT系は比較的出してもらえることが多いようです。やっぱ個人が活かされる仕事が大切ですね!
私は何の就労ビザなのか
余談ですが、私はベビーシッターとして就労ビザを出してもらうことになりました。
ここまで読んでくださった方は想像できるかと思いますが、もちろん日本語環境です。
学校が英語だけなので、家の中では日本語を話せるようにというご家族の希望です。
ベビーシッターは就労ビザまたは永住権のプログラムとしてはとても取りやすいと思います。
が!
ここで保育関係で働きたいなと思っている人に注意してほしいのが、ビザを申請するときに保育で働く予定があるかを選ぶことがあります。
そこでYESを選択しなければビザにはチャイルドケア禁止!といった条件が書かれてしまいます。
そして、YESを選択した場合健康診断が必要になります。
健康上の問題がないと証明されている場合のみ保育に関わることができるので、これから考えている人は日本にいる間に健康診断を受けて英語で証明書を出してもらうのが賢い選択です!
感想
勉強はほんとうに長いし辛かったですけど、滞在するにはコープ留学はいいと思います。
なんといっても働くことができるので!私は渡航して1週間でアルバイトを始めましたが、その間に日本に一時帰国したり新しいiPhoneを買っても貯金をできるくらい生活はできていました。
英語を伸ばしたい!英語が話せるようになりたい!と考えている人で最初にワーホリ使えるなら、まずはコープ留学してからワーホリに切り替えるのが一番賢いなぁと個人的には思います。そうするとインターン先が待遇なども良かった場合、ワーホリに切り替えて働き続けることもできるので。
やりたいこともないけどとりあえず海外行きたいという人も、カリキュラムきまっているのでいいかなとは思います。
入学前に支払うお金は100~200万と少し事前の準備が必要ですが。
詳しいコープ留学費用はコチラ。
ただ学校選びは慎重にした方がいいです。コースもですが、時間割とかブレイクの期間とか。
そういったことも踏まえてエージェントに相談してみるのはいいことだと思います。
あとはプロモーションをチェックするとかですね!
まぁ少し長くなっちゃいましたが時給は日本よりいいので安いシェアハウスに住めばおかねは割とたまると思います。
勉強は英語環境なのでびっちり学びたい人またはとりあえず来たい人にもおすすめですが、やりたいことが違ったと学校をやめていく人も4割くらいいるのでそこはしっかり考えた方がいいですね。
カナダでやっておくといいもの
最後はおまけです。
せっかくカナダに来たらやっておいたほうがいいことを紹介します。
あ、全部私も既にやっててよかったことと、両者にお得があることを選んでます。
これはシェイクペイといって毎日1回ログインして携帯を振るだけでビットコインがもらえる絶対やるべきアプリです。
注意点としては、毎日継続してシェイクすると少しずつもらえる量が増えますが1日でも忘れると1からやり直しです。
これはビットコインとイーサリアムしかできませんが、シェイクしてもらえるのはビットコインだけです。
ただし、カナダのSINナンバーがなければ登録できないのでSINナンバーを作っていて始めてない人は絶対始めましょう。
タダで微々たる量でもビットコインがもらえたら、ちりつもです。
加えて$100現金チャージしてビットコインを買うと紹介者と購入者に$30入るのでお得です。
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カナダのコープ留学、ビザの申請方法
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